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家 具 の 修 理
どんな品物からも丁寧に手入れする事で 色々な事を教えられるものです。
水屋箪笥 (明治中期) 枠組み桧 戸板及び引出しには欅を使用。
上段右手引戸には亀甲網を使用してありましたが欅板に変更 その後お買上げのお客様の注文で、
銅製亀甲網に再度交換。 販売価格は16万円でした。

虫食いの敷居 |

虫食い補修後 |

引戸の補修前 |

補修後 |
三つのうち最初の写真は、入荷時です。
品物豊富な尾張・美濃・ 近江地方のものが多く毎月12度の割合で仕入れに向かいます。
蔵出しの家具をちょっと見て商品になるかどうかを見極めるには年季が必要です。
たいていは真っ黒に汚れていてなんだか良く分からないからです。
持ち帰ったらやっとゆっくり見分しつつ清掃です。これが大変な仕事なのです。
1cmも積もったほこり、こびりついた汚れ、蜘蛛の巣、虫の死骸、この状態をみたら
皆尻込みをするところですが
スタッフ達の手で見る見るうちにこざっぱりと古いが清潔な 家具に生まれ変わります。
木工修理
まずは虫食い個所のチェックをします。虫食い個所は削り取り木工パテなどで補修します
あまり酷いと土台を全部取り換えなくてはなりません。
水屋箪笥は台所で使っているので床 に近い土台の方に傷みが激しく、だんだん直して行くうちに全部作り替えてしまった
ということもありますが、 いくらなんでもそんな事をしていたら商売にはなりませ
そういう品物は早く決断して解体し、 後で材料として使える部分だけを残して置ます。
虫食いの修理が終わったら徹底的に殺虫剤を注入します。
これも大切。虫が生き残っていたら大変です。痛い失敗経験もありますから、スタッフ達はこれも抜かりはありません。
そしてやっと木工修理に入ります。
後で塗装することも考えて微妙なやすり掛け、このやすり掛けこそ仕上げの良し悪しを決定します。
それで壊れた部分の修理です。虫食い痕もやりすぎない微妙な修理で味になります。
金具は古い家具から材料どりしたものを付け替えます。
最後は塗装仕上げです。
古い家具はもともと漆塗りがしてあるのですが、もちろん剥げ落ち、色あせてぼろぼろですが、
もともとの色を引き出すように丁寧に色を掛けていくのです。
これはもちろん市販の色々な材料を組み合わせ利用するわけです。
さあ、どうですか、この出来栄えは。立派な物だとミルクホールでは自負しています。
家具修理スタッフは
最古参でオールマイティの部長 曽根昌幸
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